2013年1月17日木曜日

徳光さんが動画面接官に

2013/01/17

フリーアナウンサーの徳光和夫さん(71)が、自身が所属するソニーミュージックグループの2014年の新卒採用の“バーチャル面接官”に就任。同社では昨年から従来のエントリーシートを原則廃止し、スマートフォンなどで自分を撮影して動画を送る「ムービー面接」を実施しているが、今回から徳光さんが「面接官」として登場。動画の中で、“徳光節”の質問を投げかけている。

「ムービー面接」は、徳光さんが4つの質問をする動画を配信し、新卒入社希望の学生たちは、その質問に答える動画を撮影して応募するシステム。日本テレビのアナウンサー時代にも2度、面接官をしたことがあるそうだが、「ムービー面接」について「受験者も緊張せずに自分を表現できるという意味ではいいシステムだなと思います」と話している。

採用試験に申し込む際に提出するエントリーシートは大半の企業では書面で受け付けているが、同グループでは昨年、他社に先駆けて「ムービー面接」を開始し、約3万件の応募が寄せられた。昨年はシルエットの人物が面接官役を務めたが、今年は同グループのマネジメント会社であるソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属で同社の顧問も務める徳光さんが「学生のみならず親世代にも抜群の認知度を誇り、サラリーマン経験もある」という理由から起用された。同社との契約は21年目となるが、徳光顧問は「えらい人もスーツは着ていないし、自由な発想がどんどん出てくる。年齢に関係なくアイデアを言い合える。入社してすぐ能力を発揮できうる会社だと思います」と魅力をアピールした。

自身の就職活動について「一番入りたかったのは実はTBSだったのですが、アナウンサーの採用試験がありませんでした。NHKは地方勤務があり、東京を離れたくなかったので断念しました。フジテレビは最初の試験で落ちました」。また今回の受験者たちへ「何か一つ秀でたものがあることが大事。プロ野球で2軍から1軍に上がる選手は、肩がいい、コントロールがいい、足が速いなど、何か秀でたものが必ずある。すべてが平均点よりも、何か突出したものがあったほうがいい」と野球好きの徳光さんらしいエールを寄せた。

この「ムービー面接」は、ソニーミュージックグループ新卒採用オフィシャルサイトで18日からスタート。

■徳光さん4つの質問
〈1〉学生時代に一番熱心に取り組んだことは?
〈2〉学生時代に一番力を入れた授業、ゼミは?
〈3〉「ソニーミュージック×あなた=?」というボードを提示し、どんなことが生まれたり、出来たりしますか?
〈4〉これまで言い足りなかったことやアピールしたいことは?

■ソニーミュージックグループ
社名はソニー・ミュージックエンタテインメント。音楽レーベル、映像制作、音楽専門チャンネル・ホール運営、アーティストマネジメントなどを手掛ける子会社の経営・管理を行う。昨年のNHK紅白歌合戦に出場した契約歌手は、いきものがかり、郷ひろみ、伍代夏子、舘ひろし、中島美嘉、西野カナ、藤あや子、プリンセス・プリンセス、ポルノグラフィティ、YUI、MISIA、YUKI。SMAにはユニコーン、氣志團、国生さゆり、木村カエラ、蓮佛美沙子、橋本愛らが所属。


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